「燃料電池型監視カメラソリューション」を新発売しました。
電気・通信工事が不要、
監視カメラの映像を遠隔地から確認可能になります。
株式会社トーノーセキュリティは、アムニモ株式会社の技術協力の下、電気・通信工事が不要で、遠隔地の状況をリアルタイムに映像確認できる「燃料電池型監視カメラソリューション」を2022年3月から発売開始しました。
監視カメラを用いた遠隔監視は、防犯・警備の用途にとどまらず、道路や鉄道などの安全を確保するため、また河川監視や土砂災害対策向けの監視などの防災分野でも、近年普及が進んでいます。
電源の確保が困難な環境では、ソーラーパネルによる電源供給システムを構築されるケースが増えています。しかし昨今耳にするようになった線状降水帯のように長期間雨が降り続けるような天候では想定した発電量が確保できず、肝心なタイミングに動画配信が難しくなるという課題でした。
トーノーセキュリティは、アムニモの技術協力により、安定して電力を供給できる燃料電池(※1)を採用した監視カメラソリューションを開発しました。
※1 燃料電池・メタノールは豊田通商株式会社の提供
◆ 各社の役割
トーノーセキュリティ | アムニモ |
---|---|
販売、組立、設置、サポート | LTE回線対応エッジゲートウェイ「AG10」の提供、映像取得用アプリケーション及びカメラ制御の開発 |
燃料電池型
監視カメラソリューションの概要
燃料電池型監視カメラソリューションは、燃料電池で安定してIPカメラに電力を供給することで、電源が確保できない環境でもライブ映像を遠隔地から確認できるソリューションです。
■燃料電池について
メタノールを搭載し、40L版の場合、最大7か月(条件:メタノール40L版、ライブ動画を毎日30分参照、サムネイルを毎時取得)の連続稼働が可能です。
■カメラについて
AXIS社製、VIVOTEK社製、パナソニック社製などのIPカメラと接続が可能です。またLTE通信を利用したインターネット接続により、パソコンやスマホなどから河川の水位や土砂崩れ地点などの映像をリアルタイムで確認できます。
電気・通信工事が不要なカメラソリューション
防災・インフラ監視を目的に電源がない場所においても監視可能
電源がない地域でもカメラで遠隔監視
気象条件に左右されない確実な稼働環境
燃料電池型
監視カメラソリューションの特徴
電気・通信工事が不要で設置可能
燃料電池での電力供給とLTE通信により、本体駆動に必要な電気工事や通信工事が不要なため、電源やネットワークの敷設困難な場所に設置することができます。また電力を節約するため、画像取得する時のみカメラに給電する機能を搭載しています。
インターネット接続で遠隔から
リアルタイムに映像を確認
LTE通信を利用したインターネット接続により、管理者のパソコンやスマホの画面にて、定期的にサムネイル画像を確認できます。また管理者の設定により、ライブ動画を閲覧することもできます。
最大7か月の連続稼働
燃料電池にはメタノールを搭載し、40L版の場合、最大7か月(条件:メタノール40L版、ライブ動画を毎日30分参照、サムネイルを毎時取得))の連続稼働が可能です。燃料電池の稼働状況や残量をクラウドにて確認出来ます。
利用用途
河川監視、崖崩れ監視、雪崩監視、沿岸警備監視、養殖場、電力設備監視、電化されていない鉄道沿線など、電源敷設が困難な場所での利用に最適です。
製品仕様
メタノールタンク(最大容量) | サイズ (mm) | 質量 (kg) (※2) | 連続稼働期間 |
---|---|---|---|
20L | 600 x 600 x 410 | 約20kg | 約4カ月 (※3) |
40L | 950 x 530 x 430 | 約30kg | 約7カ月 (※3) |
※2 : 収納ボックス全体 (外箱, エッジゲートウェイ「AG10」, 電源装置, 燃料タンク) の全質量です。メタノールは含みません
※3 : 動作条件として、0~40℃の環境において、ライブ動画を毎日30分参照、サムネイルを毎時取得した場合の稼働時間
導入費用
導入までのフロー
01
02
お見積もり
こちらから設置場所や条件などをお伺いし、お見積りをご提示させていただきます。
03
ご決定
04
製造手配
燃料電池型監視カメラソリューションの製造手配を行います。
05
設置工事
現場での設置工事。工事完了後、リアルタイムに映像確認ができます。
導入後のサポート
定期的に保守や修繕を行い、設備の寿命長期化のお手伝いをさせていただきます。